教員向けワークショップ(愛知)

・戦争をすることは、人を殺すことであると改めて実感することができました。今、日本では憲法9条について議論が出始めています。まずは、自分自身が考えることが必要であると強く感じました。また、次世代に戦争についての経験談を引き継いでいくことが大切であると感じました。社会の時間や、道徳の時間を使って、本日私が感じたことを生徒にも感じてもらえるような授業をしていきたいです。

・被害者も加害者も傷ついているという言葉が印象的でした。戦時中は、自分の意思で動くことができず、対戦国を傷つけ、自分の心も抑えて国のために戦い、今でも悔やんでいると知り、驚きました。私の祖母は戦争のことは思い出したくないと言って、話をしてくれません。戦争の話をしてくださる方は、少しずつ少なくなっています。子どもたちに戦争・平和の話をするときに、今日の講話で得たことを話したいと思いました。また、これからも戦争・平和について多面的に考えていきたいと思います貴重なお話しをありがとうございました。

・戦後から70年が経ち、戦争体験者は徐々に減少してきている。日本人として太平洋戦争の歴史は決して忘れてはならないものであり、二度と戦争が繰り返されないためにも、未来に戦争の悲惨さは語り継いでいく必要があると思います。一人の教員として、社会科担当として、どのように戦争を伝えていくべきか考えさせられるお話しでした。被害者も加害者も大きな傷を負う、戦争について70年経った今だからこそ、今一度私たちが考えて行く必要があると思いました。

・戦争の被害者の声を聞くことはあっても、戦争の加害者である方から人を殺したときの様子や思いを教えていただく機会は少なく、とても貴重な経験となりました。そして、戦争被害者だけが傷を負うのではなく、加害者も多くの後悔を抱き、そしてその思いを打ち明けることができずに、心を閉ざしていることにも、胸が痛みました。両者の立場の話を聞き、戦争は悲しみしか生み出さないことを、改めて痛感しました。

・フィリピンの人々の中に、日本に対して嫌悪感をもつ人がたくさんいることを初めて知りました。私たちでも太平洋戦争に対しての知識は十分あると言えない状況ですので、子どもたちはほとんど知らないと言えると思います。このような戦争を体験した人々の声を聞くことは、非常に重要であると感じました。「教え子を戦場に送るな」のスローガンの下、戦争体験を話せる語り部も減っている中ですので、神さんの活動は非常に重要であると思いました。今後の教育活動に生かしていきたいと思います。

・私のまわりには戦争を経験した人がいません。そのため、戦争は資料の中の存在でした。きっとそのような人は私だけではないと思います。平和が当たり前になり、戦争が遠い存在になった今だからこそ、今回のような平和学習会が開かれ、学習することに意義があると強く思いました。

・戦争の体験者が高齢になり、身近な人から戦争の体験が聞きづらい状況にある中、生きた言葉を受け取ることができるということは、非常に貴重であると思いました。また、日本兵の話だけでなく、日本兵による被害を受けたフィリピンの方々の声を聞くことができたことも非常にありがたかったです。教員は偏った見方になるといけないと思いますので、事実を知り、子どもたちに何を伝えるべきか考えさせられる会でした。私は、平和な今の暮らしを守っていくのだという気概をもった教師でありたいと思います。

・戦争について祖母から話を聞いたことがあります。祖母からは、幼い頃防空壕が残っていて、入ったことがあると聞きました。遠い遠い昔のようで、小さい頃の私は他人事のように考えていました。しかし、今回の平和教学習会で、「被害者」、「加害者」の声を聞くことができ、改めて戦争について考えさせられ、実際の戦場の話から、戦争の恐ろしさや悲惨さを感じることができました。今後、二度と戦争をしないよう、このような記録ビデオを子どもたちに見せる機会は必要であると感じました。ありがとうございました。

・改めて戦争は恐ろしいと思いました。人を殺すことが許されるなんてあってはならないと思います。戦争を経験した方々が高齢化している中で、現代の子どもたちに戦争のことを伝えていかなければならない立場の私たち教員にとって、非常に有意義な会になりました。本当にありがとうございました。

・神さんが活動をすることで、日本人もフィリピンの方も戦争について言えなかったことを話す機会が生まれ、私たち戦争を知らない世代も、その生の声で聞くことができるのは本当にありがたいです。戦争について、私たち教員は子どもたちに教えて行かなければなりません。これから、私の受けもつ小学校6年生に戦争の授業をします。この会で得た知識を取り入れ授業をしたいと思います。

・戦争をしてはいけないと言葉の上ではわかっていますし、生徒にもそのように教えています。しかし、実際に戦争を体験された、両立場の方々の話を聞き、とても心に残りました。フィリピンの方々の多くが許したいと思うと言っていたことも印象的でした。辛いことがあっても許せる心の大きさに驚きました。実際は、インタビューにすら応じない人、映像には今回ありませんでしたが、強い不満をぶつけた人もいたことだと思います。悲惨な戦争を繰り返さないよう、自分たちに何ができるか考えてみたいと思いました。

・ビデオメッセージを戦争被害者に届けるということは、とても価値のある活動だと思いました。しかし、「日本人なんて見たくなかった」とおっしゃられた女性のように、憎しみをぶつけられるのではないかと思うと、私は怖くて行動ができません。それでも活動されている神さんを強く尊敬します。日本人として自国の歴史を正しく学び、被害者の気持ちを少しでも知ろうとすることは大切であると思いました。私も平和について考えさせられました。自分にできることをしていこうと思います。

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