立命館大学でのワークショップ授業(2012.11.6)

「立命館で平和を学ぶ」という授業にBFPとして呼んで頂きました。学生さん達の感想から、私たちも多くを学ばせて頂きました。

・とても心に残りました。戦争体験を語るビデオは今までの平和教育でありましたが、実際兵隊として現地に赴いた話は今までになかったので、見入ってしまいました。「戦争は恐ろしいもので、戦争では人を殺せるようになる」という話が印象的でした。映像にもありましたが、「戦争は皆を傷つける」ということです。何も良いことがないというのは、戦争経験世代が主張したいことの一つであると思いました。(経済学部2年生)

・私は憲法9条改正賛成派ですが、日本兵の方が改正賛成派は「戦争で自分が死ぬわけではないと考えている」とおっしゃっているのを聞き、まさに自分がその通りだと思った。戦争については本などでしか知っておらず、“本当の戦争”というものがわかっていなかったと思う。今回ビデオを見て、戦争がどんなものかをリアルな話で聞けて、少し自分の中での考えが変化した。(経済学部・2年生)

・今日の授業でとても大きな何かを感じました。昔から「戦争はしてはならない。二度としてはいけないんだ」ということだけを奈良っていました。しかし、それがなぜなのか詳しくしりませんでした。戦争をすると人間が死んでいくだけ。戦争をやめなければ永遠に人間が死んでいく。恐ろしいです。(理工学部・1年生)

・被害者の中に、過去を受け入れ、日本を赦し、前を向いて踏み出そうとしている人がいた。だから、戦争を知らない私たちがしっかりと日本のやってきたこと、被害者の思いを知ることがまず大切だと思った。本当にこのような事実を知ることが出来てよかった。(スポ健・2年生)

・祖父は満州に派兵されており、3年前に亡くなる時に「これで赦される。開放される」と言っていたのを思い出しました。(経営学部・1年生)

・自分の国のことなのに全く知らないことばかりで驚いた。これからは、もうちょっと自国の歴史に目を向けようと思った。(理工学部・2年生)

・機会があれば、アジア諸国に足を運んで、過去の歴史を詳しく学びなおしたいと思いました。一つの視点ではなく、多角的な視点を持って物事を考えていきたいです。(経済学部・1年生)

・私たちは戦争はいけない事とわかっているが、実際どのようなことが起こっていたかは何もしらない。このように体験者の名前の声を聞くと、現実味を帯び、戦争は今後絶対に起こしてはいけないと強く感じることができた。(経営学部・2年生)

・実際の声というのは、心に響くものであると感じる。過去にあったことを「私は知らない」ですませてはいけないということを考えさせられた。(理工学部・1年生)

・日本が戦争で海外の国大して行ったことを、僕たちの世代もしっかり主体的に知っていく必要があると思いました。これからの日本の進む方向は若い世代が決めていかなければならないのです。日本が同じあやまちを繰り返さないためにも、僕たちが歴史を学んで未来に活かしていく義務があると思いました。(経済学部・1年生)

・太平洋戦争では主に日米間の戦いが教育現場でもクローズアップされて、日本軍がアジア各地で行ったことは二の次になっています。今の日本政府は真剣に過去の出来事を反省しようとする立場に全くいないのではないでしょうか。(理工学部・2年生)

・今までこれほど詳しくフィリピンでの悲惨なおとを聞いたことはありませんでした。実際の声を聞いてたくさんショックを受けました。戦争を忘れてはいけません。再び起こしてはいけないと思いました。(経営学部・1年生)

・過去を変えることは出来ません。しかし、過去を踏襲し、未来を変えることはできます。戦争のない世界を創り出したい。そう思いました。(経済学部・2年生)

・「戦争は何も得るものがない。戦争にもし勝っても何かを失っている」という言葉が印象に残った。憲法改正について耳にするが、それは本当にとんでもないことで、絶対にあってはならないことだと改めて感じた。(経営学部・1年生)

・戦争を知らない世代は幸せであるが、また戦争を繰り返すかもしれないとも思う。平和教育をすることにより、戦争もなくなると思う。人間は自分が痛みを知らないと相手のことも考えられない。戦争の痛みを疑似体験できれば、平和に近づくと思う。(経済学部・1年生)

・フィリピンで起きたことは日本兵が全て悪いのではなく、その時の日本が悪いので、日本兵もまた辛い思いをしてかわいそうだった。

・この悲劇を伝える人がいなくなってしまったら、またこの悲劇が起きてしまうと思いました。(経営学部・1年生)

・正直、ビデオを見てびっくりした。こんなこと教科書には載ってない。一番大事な話だと思うのに。(情理・1年生)

・ビデオに残しておくことの重要性を感じた。紙だと過去を書き換えられる可能性がある。正しい過去、実際にあったことを未来に伝え、二度とおきないようにしなければならない。この気持ちに全世界が気づくことが出来れば、戦争や紛争がなくなると思う。(理工学部・2年生)

・「戦争は勝ち負けではない」という言葉がありました。その通りだと思います。戦争を行えば、必ず多くの命が犠牲になる。だから戦争は絶対に行うべきではないし、勝ち負けではないと感じました。(スポ健学部・2年生)

・あの戦争を体験した人たちは話したくても話す機会がなく、罪悪感を持ったまま生きているんだということに初めて気づかされました。すごく心に響きました。(経済学部・1年生)

・今日の授業を受けて改めて歴史の重さを知りました。そして戦争に関する無知を知りました。第二次世界大戦の教育が足りないといわれる理由が分かりました。(経済学部)

・日本は過去に犯してしまった残虐な行為も含め、二度と同じことが起きないように、過去についてもっと深く知るべきであると強く思います。(経済学部・2年生)

・戦争末期は19歳から徴兵されていたと聞き、今の僕と同じくらいの人が派兵されていたのだと親近感を感じた。(経済学部・2年生)

・私たちはなぜ日本人がしてきた行為を歴史の事実として習うことが出来ないのか。どうすれば事実を将来の世代に伝えていけるのか、考えさせられた。(理工学部・2年生)

・歴史の授業で事実を聞くのとは異なり、実際の話を聞くとリアリティがあり、怖く思いました。(経済学部・2年生)

・戦争というと、米国との関係や原爆、沖縄などに目を向けることが多い中で、今回初めてフィリピンに関する映像を見れて良かったと思う。植民地にしていたことは知っていても、どのような行動をとっていたかは、全く知らなかった。フィリピンの現地の方の声を聞いて、驚いた。(理工学部・1年生)

・戦争中は簡単に人が殺せると聞いた時は少しぞっとした。戦争をしてはいけない。戦争反対。(理工学部・1年生)

・ビデオメッセージを含め、戦争について後世に伝えることができる素材は今後もフル活用してほしいと思った。出来れば、高校生のときにこの機会を得たかった。(理工学部・2年生)

・フィリピンに未だに戦争の影響があるとは知らずにいたので、今日の授業は自分にとってショックでした。ビデオやワークショップの体験で、過去の戦争について知るきっかけを頂いたので、今後も戦争についての現実をしっかり受け入れて、未来を見据えていきたいです。(経済学部・1年生)

・今まで日本が他の国にしてきたことを、私を含め日本人はあまり知らないように感じるので、とても貴重な機会だと思いました。これを機に、関心をもっと持ち、たくさん学びたいと思いました。(経済学部・1年生)

・日本はどのような被害を与えてしまったかということを、今の私たちはきちんと知りません。原爆などやられたこと、受けた傷ばかりではなく、自分たちのした事をもっともっと知らなければならないと心から思います。(経済学部・2年生)

・日本人として、これからどのように世界と向き合っていけばよいのか知りたいと思った。(経済学部・1年生)

・元日本兵の方と被害にあわれた方の両方からの話を理解することが出来てよかったです。知ることの大切さを改めて感じました。

・自分の知らない世界の話で、とても刺激になった。実際に戦争を体験した人の話を聞けたことは、これまで戦争について学んだここと違い、より実際に近い形で学べた。

・日本人が戦時中の行為をあまり恥じていないのは、日本が他国に及ぼした影響を歴史の授業などでもあまり取り扱われないからだと思った。

Share on Facebook

コメントは受け付けていません。