女学生の見た戦争-戦争体験者とzoomでつなぎます!

「今の時代、誰かが中学生みんなに学校を休ませて工場に連れてゆき、一日中働かせたら、その人は逮捕されますよね。でも、昭和19年の日本政府はそれを命令したのですよ」

中谷久子さんは、こう語ります。

中谷さんは危険な軍需工場へは行かされなかったものの、女学校時代に
「天皇陛下のおん為に、工場で兵器を作る仕事をさせていただく事に決定した」
と告げられ、動員された経験をもつ戦争体験者です。大人が戦争へ行ってしまうと、軍需工場で働かされたのは、13歳から16歳の子ども達でした。当時、危険な作業工程の過程で指をなくしたり、即死した例もあったと言います。

中谷さんが働くはずの工場はすでに爆撃で廃墟となっており、その中から部品を拾い集めるのが仕事でした。炎天下で、帽子もマスクもなく、埃のせいで気管支炎になって終戦を迎えたそうです。

つまり、戦時中は政府の命令で児童労働が強いられていたのです。
今とは全く異なる戦時下の世界。

8月で90歳になる中谷久子さんからお話をきき、これからの未来を一緒に考えてみませんか。

日時:2021年8月22日(日) 10:00〜11:30
お申し込みは下のボタンではなく、 コチラ からお願いします!

【中谷久子さんプロフィール】
1931年生まれ。10代で戦争を体験し、生きる為に稼ぎながら様々なボランティア活動に取り組み、結婚、出産子育てと仕事に追われる日々の後に、70代で中学生となり、卒業証書を手にする。70代から始めたブログ「八十代万歳!」は80代の今も更新中(2021年8月7日で90歳になられるので、「九十代万歳!」に変わる予定だそうです^^)。民話の語り手の活動、戦争体験者の方からの聞き書きなど、ipadを使いこなし、 地域FMで民話と戦争の話を語るなど、いまも現役で活躍中。

Share on Facebook