これからの未来世代は、独自の戦争観をどう築いてゆくか

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BFP新理事二人を囲む【8.15 ワークショップ】
これからの未来世代は、独自の戦争観をどう築いてゆくか
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日本にとって8月15日は、終戦記念日。
お隣の韓国にとっては日本の植民地支配から解放された独立記念日。
光(奪われた主権)を取り戻した日ということで、光復節(クァンボッチョル)とも呼ばれています。

このように、歴史は見方によって全く違うものに見える事があります。
戦争世代が家庭からいなくなってしまうこれからの日本の未来世代は、誰からのどの話をきいて独自の戦争観を築いてゆく事になるのでしょうか。

今年から新理事になられた豊田真穂さん(早稲田大学文学学術院教授)と綿貫円さん(八重山平和記念館元職員)をお迎えし、「これからの未来世代は、独自の戦争観をどう築いてゆくか」を考えます。

豊田さんは以前取り組まれた共同研究を通して、
『「戦争の記憶」といっても、そのなかで何を話すのか(どこを切り取って提示するか)というのは、非常に重要な課題だと思います』
と語ります。

一方、綿貫さんは、
『(非戦争体験者までもが)「怒りまで継承し続けようとする」ところに溝が埋まらない原因があるのかな?と感じています』
と教えてくださったことがありました。

過去の怒りが現代のものとして固定化されていってしまうと双方の溝はなかなか埋まらず、ずっと責められている感覚をもった戦後世代は、そこから逃げるようになってしまうのではないかと、個人的に危惧する事もあります。

ならば、どうすれば良いか。
「これからの未来世代は、独自の戦争観をどう築いてゆくか」を聞くことは、今後の鍵になりそうです。

お誘いあわせの上、奮ってご参加ください。
私も、今からとても楽しみな内容です!
(文責:BFP代表・神直子)

日時:2021年8月15日(日)10:00〜11:30
お申し込みは下のボタンではなく、 コチラ からお願いします!

【豊田真穂さん プロフィール】
1975年生まれ。早稲田大学文学学術院教授。1998年津田塾大学(英文学科)卒、2006年東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。関西大学文学部専任講師・准教授を経て、2015年より現職。専門は、アメリカ占領下の日本におけるジェンダー/社会政策。関西大学全学共通科目として2008年度から開講された「ジェンダーで読み解く戦争」という科目を人権問題研究室のジェンダー研究班の一員として担当したこと、同研究班が2011年度から行った共同研究「現代の若者の戦争観の形成」に参加したことを主なきっかけとして、若者(大学生)にいかに「戦争」を教えるかを自分に課された重要な課題のひとつとしてきた。早稲田大学でも引き続き、戦争、軍隊、占領、植民地主義、核/放射能などをジェンダーの視点から考える授業を複数担当している。

【綿貫円さん プロフィール】
1988年生まれ。早稲田大学社会科学部卒業、日本教育大学院大学修了。 沖縄県石垣島生まれ、在住。 以前、石垣島にある八重山平和祈念館で学芸業務を担当。 (企画展の開催、戦争体験の聞き取りや戦争遺跡の調査、高校生平和ガイド育成など。) 結婚を機に、群馬県へ移住。群馬では講演活動や、子どもたちへの平和教育活動を行う。2年前に石垣島へ戻り、子育てをしながら八重山地方の戦争の歴史を蓄積、伝える活動をしている。

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