60代参加者より(2008.4)

報告会に参加して本当によかったと深く感謝しています。ビデオを拝見しまして、戦争体験者の方々の「なまの声」を聴くことの大切さ、そのために記録しておくことの重要さを痛感しました。

そして、フィリピンの被害者や元日本兵が心の傷みをここまで話してくれるのは、神さんの問いかけが真摯で、フイリピンの人からも元日本兵の人からも深く信頼されているからだと感心しました。多くの人が見てほしいビデオです。   

私は61歳です。50歳くらいになってはじめて日中戦争に関心をもちはじめ、関係図書を読めば読むほど日本軍による中国人への加害の酷さについて驚いてきました。私と同じように日本軍による加害について知らずにいる人が多いことと思いながらも、本を読んで驚くばかりの私ですから、神さんからBFPの実践についてのお話をラジオで聴いたとき、びっくりしました。

フィリピンの被害者を訪ね、語ってくれる様子を映像に記録して日本の元兵士たちに見せる、それを見た元兵士たちが話してくれる様子の映像をフィリピンの方々に届けるという、多大な努力を要するプロジェクトを若い神さんが考えつき、実行なさっていらっしゃるのですから。英語を学んだことをこのように活かしている方がいるのだ、と想像力、行動力の大きさに本当に感心し敬意でいっぱいです。

今回のイベントで沢山の方のお話を、少しずつですがお聴きでき、それぞれの方が志をもって行動していらっしゃるのを知ることができまして大変うれしかったです。神さんは「社会的なことに対して働きかけている人々がつながっていけるような場づくり」もなさっているのだなあと実感しています。このことはまさに「平和を守る意識ではなく平和を《つくる》こと」になっていると思います。

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