私立T高校でのワークショップ授業(2012.1.27)

 

生き方講座① 「第二次世界大戦から未来を学ぶ」 感想集

●ビデオに出ていたおじいさんの話を聞いて涙が出ました。戦争でこんなことがあったなど、本当に残虐な話を聞いて、戦争は二度と繰り返してはならないと思いました。このビデオは戦争を知らない子どもたちに見せるには刺激が強すぎるかもしれないけれど、真実をまっすぐに伝えることができるのでいいと思います。戦争の話を直接聞くことのできない年齢の人たちが、もう一度同じ過ちを起こさせないためにも、このビデオが活用されることを願います。

●神さんの紹介で、フィリピンに行った時のことは、自分にとってもとても印象が強かったです。そこで強い印象を受けて、そこからBridge for peaceという団体を作ろう!!って立ち上がれるのがすごいと思った。興味から湧いてくるパワーの大きさはとてつもないと思う。

●フィリピンの人は、おそらく今の時点でも日本人の事を嫌いな人が多いと思うけれど、そのことを分かっていながらも自分から飛び込んでいく勇気は、自分にはないと思った。自分自身で未来を拓く力がすごい。戦争体験者もやっぱり体験談は自分の口からは語れないくらいつらくきつい体験。泣きわめく子どもを容赦なく切りつける兵隊自身のつらさもあるものなんだと思った。戦争体験者も20歳の人は今80歳代だから厳しいし、自分たち、戦争を知らない世代が頑張るしかない。この事実を知っておく必要がある。フィリピンの人にこのビデオを見せることで法人の名前にあるとおり、フィリピンと日本の間に橋を架けることができたと思う。

●自分のやりたいことは貫くべき。やるときはできない理由を見つけようとするから、次の一歩が踏み出せない。自分の歴史、近代史や戦争のことについて自分では十分に知っているつもりでも、実は全く触れることができていなかった。百聞は一見にしかずではないけれど、やはりどんなにデータを集めて調べても、体験者の一言より強い言葉はないのではないかと思いました。自分は次の世代のために、このようなインタビュービデオを撮っておくことは必要であると強く感じました。リアリティやスピーカーの人からでてくる言葉の一つひとつが、すごく重く、つらい情景が浮かんでくるようで、自分なりに戦争は本当にしてはいけないと思いました。世界中の偏見や差別をなくして、戦争を根本からなくしていかなければならないのか?とも思いました。戦争があれば人は死んでいくけれど、なければないで、今の日本のように平和ボケしてしまう。当時の戦争体験者の人に、今の人を打ち殺すゲームをやらせたら、やるでしょうか? でも、だからと言って人を殺していいわけではないので、せめてそのことについての恐怖や残虐さを理解し、また次の世代につなげていく、またはそれに向かって一歩踏み出していく勇気をもつことが大切だと思いました。でも、今、そのことを知った自分にとってやることは、まず調べて行動し、次世代の人につなげていく精神が必要不可欠であるとも思いました。そして、今の世代の人が戦争を始めると言ったら、必死でとめる努力をしなければならないと思いました。

●人を傷つけるのは人だけれど、人を助けたりその傷をいやすのも人。片方の声ではなく、両方の声を聞くことでしかお互いの気持ちを分かり合えない。
何が平和なのか。日本人は平和ボケしている? 平和や幸せが一番だけど、平和すぎて気が付けないというのは悲しいし、自分の周りのありがたみに気付いてほしい。自国の歴史をもっと身近に感じて欲しい。
私も歴史の事は正直全く分からないし、興味ないけれど、知らなければ何も始まらない。昔やったことは、私たちと全く関係ないことだけれど、自国の事をもっと自分の事のように考えないと他者と話し合うこともできないと思う。人は色々な考えをもっている。何が正確で何が正しいとかいうことはない。全て正確だし、全て間違いなのかもしれない。むしろ私は、みんなが戦争の事を知らない(体験したことない)人たちの代になったら、他国に対する見方などが変わり、良い方向に行くと思う(みんなが戦争は悪いし、人間としてあり得ないこと、争いからは怨みなどしか生まれないということを分かったうえで)。他国間で起こったことは、お互いの気持ちや見方を分かるには、聞かないと分からないと思う。相手は、自分が考えていることより、はるかに(もっと)思っているし感じている(お互い)。
心を棄てて他国の人を殺す。反抗したものを殺す。=自国(=上の者)に逆らう者は認めない。違いを認めない。お互い尊敬しあうことが大切。

●今回、神さんが話してくれて(&ビデオを見せていただいて)、自分がどれだけ無知なんだろうということに気付いた。戦争に行った人たちの生の声を聞けてすごく新鮮だったし、本当につらかったのだということが分かってよかった。
結局、なんだかんだ言って国境をつなぐ人たちは、自分から見たらすごく遠い人たちに見えたけれど、今回神さんが来てくれてすごく身近に感じた。自分もそういうことにtryしてみたい! フィリピンに行きたい!! いつか自分も世界を救う人になりたいと思えた。言うのはすごく簡単だけど、実現できるように自分なりに努力していきたいと思った。
今回は貴重な時間を私たちのために使っていただいてありがとうございました。

●世界が平和になるには、国と国同士が仲良くなる前にまず隣人同士が仲良くなるべきだと思いました。まずは自分が変わらなければいけない。相手が嫌な気持ちにならないように、相手の気持ちをしっかり気づくことを心がけたいです。みんながそうしたらきっと世界も平和になると思います。
それから、ビデオを観て、今まで知らなかったことがたくさんわかりました。戦争で戦っていた兵士さんたちは好きで人殺しをしたわけではない。しかし、人を殺したことには変わりはない。歴史は変わらない。人殺しをしたことは人間としてどれだけ最悪なことなのか、そしてその事実がどれだけ人間的に恥ずかしいことなのか。その事実を一生死ぬまで背負わなくてはならないのはとてもつらいと思いました。感動する内容でした。

●神さんが最後にお話してくれた「できない理由を探さない」という言葉と、「戦争を体験した人からは、もう下の世代には戦争を体験してほしくないと思っている」という言葉が印象に残っています。
今回お話していただいて、世界の戦争のことが分かりました。知らなかったことも知っていたことも知れてよかったです。私たち一人の力でも世界を変えられるのかもしれないという希望が生まれました。ありがとうございました。

●戦争を知ると「嫌だな~」が「本当に嫌だ」に変わりました。幸せが普通になって平和ボケをして同じことを繰り返す。そんな世の中ではいけない。身の回りの人を助けなければ遠くの人を助けられないというのは、その通りだと思いました。今回、プロの人に平和のことを語ってもらえていい勉強になりました。

●NZにいた時、韓国人のお母さん2人に無視されました。その時、韓国人はいつまでも戦争の事を引きずって…と思っていました。でも日本人みたいに過去を忘れて、というより歴史を知らずにずかずかと行くのも痛い行為だと思います。でも、私は両方の良いところを取って半分半分でこれからを作っていきたいなぁと思いました。戦争が無くなればよいというけれど、それは事実だけれど、戦争から離れすぎても日本のように平和ボケしてしまうのも事実。戦争というのは一生消えない、残るものだし、次に続けることのうに残すべきだし、悪い形でしか残らないものだと思う。でも、人は自分自身で戦争を起こすことで、戒めているのかなとも思う。新しく買った洋服を着たくなるように、これだけの数の武器があって今さら使わないようになんて、ただ口だけだと思う。でも夢ではない、人が想像できるものは何でも起こりうる。生まれてこられたなら少しずつでも世界を変えていけるのだと思う。一人では無理かもしれないけれど、でも今たくさんの素晴らしい団体があるのだから、私も一員になる!! 考えることはたくさんあるのだけ、言葉にできない。だけどまた神さんと話したいです!!

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