ビデオメッセージ上映ワークショップ参加者より(2008.1)

過去を振り返ることは大切だが、振り返って止まってしまうのではなく、
そして相手を責めるのではなく、この先どうしていくか。
どうしなければいけないのかと前を向き、前進することが一番大切だと思いました。

BFPは一方的な考え方、見方をせずに、何故誤解しあってしまったのかを見た、貴重なプロジェクトだと思う。私たちは、ずっと歴史の時間には時を追うだけだった。そして、そこから追求しようとせず、全てを教科書の中、過去のこととして終わらせてしまっていた。そこから抜け出す見方を見せてくれたおは、他ならぬBFPに違いない。

「自分の身に降りかからなければ、戦争と死の関連はわからない」
「人が死ぬということは考えずに、ただ『やれやれ』というようになる」
「1日戦争をしたら人が死ぬ。毎日やったら、もっと死ぬ。それが戦争だ」
という言葉が、強く印象に残った。

僕は今まで様々な資料や映像を見てきましたが、現地の人の叫びを聞いたのは初めてで、学ぶ事が多かった。日本人が過去にした過ちは絶対に忘れてはいけないし、語り継いでいかなければいけないと思った。

映像を観ていると、戦争という環境がどんな風に人を変えていくのかが生々しく伝わってきた。悪いことだと、嫌なことだとわかっていても、戦争という渦の中では全て機械的にできるようになっていくのが恐ろしいと思った。

「戦争体験者の話を聞けるのは、あとわずか。
戦争を体験した人がいなくなったら、語り継いでいくのは戦争を知らない私たちです」という最後の言葉が印象に残った。

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