プロジェクトの目的 / Bridge for Peace
戦後64年。
私は30代ですが、戦争を体験した世代がいなくなってしまったら、語り継いでいくのは
「戦争を知らない私たち」という意識があります。だからこそ、
いろいろと知る必要があると思い始めました。
9年前の2000年2月、私はフィリピンに行き、未だ戦争の傷が癒されない人々の苦しみを
ぶつけられました。夫を亡くした未亡人は、
「日本人なんか見たくなかったのに何であんたはフィリピンに来たんだい!
と泣きじゃくりました。
60代の男性は、「自分の親戚、全員殺された。父親は自分の目の前で日本兵の
銃剣によって突き殺された」と、静かに涙を流しながら、震えていました。
なぜ、このような事が起こってしまったのか、私は日本人として知る必要があると
思っています。また、私は色々と資料や書籍を見る中で、軍人としての自分の行為を
悔やんでいる元日本兵がいる、ということを知りました。
自分が関った残虐行為を、亡くなる直前まで老人ホームでうわごとのように
嘆き続けた方もいたと知人から聞きました。
ぶつけるところのない怒りが
未だに渦巻いているフィリピンへ、
元兵士の想いをビデオメッセージとして
届けたい、いつしか私はそう思うように
なっていました。ビデオ撮影のために
元日本兵の方々に過去の体験を語って頂く
中で、私たちは多くを学ぶことができます。
フィリピンと日本をむすぶ
ビデオメッセージが少しでも人々の心を
なぐさめ、平和が広がっていくことを
願って活動しています。
